声なき声
若い子に仕事を教えることがある。

そんなとき、こちらが10言ったら
7ぐらいわかってくれたら十分だ。

しかし
10言って3ぐらいしか分っていないのに、
分かったふりをして、
自信たっぷり、負けん気タンマリで我が道を進み、
結果、全然違うことをやっちゃう子がいる。

まあ自分でやって壁にぶち当たりまくるっていう成長の仕方も悪くない。

そういう子に出くわしても
私も最近は黙って見守っていることが多い。


25~7歳ぐらいで中途採用でIT業界入ってきましたーって人は
まあ、この3道君が実に多いなぁ。

しかしまぁ。
「わかってない」からこそ
この「わからない」ということ自体を恐怖に感じているからこそ
我が道を突っ走ってしまうんだろうなぁってね。
そういう側面ってね、あるだろうね。

それでなくとも
「人の話を聞く」というのは
自分のわがままを抑えなくてはいけなくて、
なかなか難しいことだ。

我を通したいけど、経験不足。
そういう20代後半には
ひたすらに壁にぶち当たらせてあげたほうが
いいのかもしれないと。

その子の焦る心を根こそぎ平らにしてやろうと要らぬお節介で厳しく否定するよりも、
その子のあがいている心を聞くことこそが大事だなぁってね。
聞かなければいけないのは私のほうなんだなってね。
思うわけですよ。

声なき声を聞くことで
そのことで私もまた自分自身を省みて、
私がまた、今よりも人の気持ちを感じ取っていけるように、
私も今よりもどんどん人の話を聞けるようになっていけるんだろうなとね。

そういう経験。
教えさせていただくことによって教えられる事が沢山あるのだなと。
そういう、ありがたい導きなのだと感じる。

コメント

redeye-yan
2014年2月20日23:42

そういう大人が居てくれるとみんな心強いと思います(^^)

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