ゼロ・グラビティ
観ました。以下ネタバレ。



この映画。余計なものは一切出てこない。
非常にシンプルで良い。

90分という短さも実に潔い。
夢中で時間を忘れ、あっというまに終わる感じだ。

映像も美しい。地球が単なる球体じゃなくて、
陸と空と雲がボコボコ、ゴツゴツと立体的に見えるんだよって言ってる。

そしてこの映画に込められたメッセージ。
それは「生きる」素晴らしさもそうだけど、
何よりも 地球の、重力の、大気の、大地の、土の有難さだ。



この映画の元々の英語タイトルは「gravity」。「ゼロ」はついていない。
この作品を最後まで見ればわかるが、
無重力を描くことによって重力の有難さを描いているのだから
タイトルはまさにグラビティなのだ。

一方、日本語タイトル名は「ゼロ・グラビティ」。
ときにハリウッド映画のタイトルを、なんで勝手に変えるんだよって思うこともあるが、
これについては、今回はこれはこれで素晴らしいネーミングだと感じた。

なぜなら「ゼロ・グラビティ」のほうが、映画内容への想像が容易だ。
性格でも役柄でも何でも「わかりやすい」ほうが人には好まれる。

そして、期待していたとおりに、
しかもさらに予想を上回るゼロ・グラビティ感をみせてくれるので、
観客的には大満足である。

タイトルが単なる「グラビティ」ではそこまで日本人はひきつけれない。
「ゼロ・グラビティ」素晴らしいネーミングだと思う。



コメント

すりむ*
2013年12月29日0:31

偶然ですね、私もちょうど見てきました!静寂や映像の美しさ、怖さ、わたしも、シンプルですごくいいなと思える宇宙映画でした。

redeye-yan
2013年12月29日0:43

わたしもー観たー!いろいろな意味でショッキングな、メッセージが深い映画でした。

マサムネ
2013年12月29日2:22

太字だけ読むとファイナルファンタジー(最初のやつ)の要約みたいです。ゲームと違うのは誰かが世界を救ってはくれないというところかな?

きんぐ侍
2013年12月29日7:36

この2~3日で、この映画のことをDNに書いている人を5人ぐらい発見しました。
大ヒットとまでいくかはわからないけれど、反響はきっと大きい映画ですね。
宇宙って本当にすごい怖いところなんだなって思いました。

以前に書いた「オブリビオン」という映画もそうですけど、
SF映画や宇宙映画の特撮のレベルが、また最近グンっとあがったようで。
(とくに「景色」の映像がスゴイ。それだけで感動レベル。)
映画館で見たほうがいいって思えるものが多いです。

ファイナルファンタジー
一昔前にファイナルファンタジーのCG映画がありましたね。
それが大コケしたのは、
RPGゲームというは主観的に主人公を操作していくものであって、
映画のように外枠から感情移入するものではないので、
映画に「ファイナルファンタジー」というタイトルをつけられていることそれ自体が
「違和感」だったのかなぁと私としては思います。

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